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一難去って、また一難・しらたま負傷 [しらたま物語]

刑事たちが立ち去ると、
今まで家具の陰や隙間に隠れていた猫たちが、次々出てきて、
「しらたま」を囲んだ。

猫アりンが、最初にお礼を言った。
    「しらたま、助けてくれて、ありがとうぉ」

猫ケンが、言った。
    「しらたまが居なかったら、僕らは、無実の罪をかぶるとこだったよな」

しらたま「一緒にパンヤをプレイしてる仲間だもの。
     皆が、泥棒なんかする猫じゃないって、良く知ってたから。」

~~しばらく 和やかに話がはずんでいたが、~~~~~
shiratama2.jpg

しらたまの様子が、何か変だと、監督が気づいた。

さっき、刑事と戦った勇敢な姿と反対に

声が小さくなり、しだいに、ぐったりして来た。

しっぽの半分くらい先が、ぷらぷらしてる。

監督「しらたまっ、しっぽっ、折れてるのじゃないか?」

しらたま「着地に失敗して、しっぽが折れたみたいです。

     監督、頼みがあります、鈴の修理をお願いします。」

そう言って、気を失った。     ・・・つづく








タグ:物語
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